公園でたくさんの子どもたちが遊んでいる中に入っていけない。(2歳10カ月 女児)
(他にも、「家ではおしゃべりだが、人前だとあまり話さない。恥ずかしいようで、あいさつさえしない。私が見本となるべく大きな声であいさつしても変わらない(年中女児)」、「家の人にはあいさつやお礼をするけれど、お友達にはしない(年少女児)」というご質問を頂きました。
月齢が上がると自然に友達への興味が
お子さんが人見知りの性格ですと、親御さんも幼稚園や小学校に入って、お友達とやっていけるのかしら?と不安に思われることも多いかと思います。私も、小さい頃はとても人見知りで、小学校の通知簿では「もっと積極的に」「人前で意見を言えるようになりましょう」とよく書かれていました。歳の離れた姉がおり、甘えん坊で内弁慶だったことも一因かと思います。
まず2歳前後ですと、お子さまは一人遊びが多く、自分とお父さま、お母さま、少し成長してくると、自分と先生というように、世界も限られたものです。それが、幼稚園前ぐらいになると、自然にお友達にも興味が出てきて、少しずつ世界が外へと向いてきます。
スクールでも、お友達と同じことをしたがったり、お弁当中お話をしたり、その成長過程をよく目にします。
性格だけでなく環境にもよるものも
消極的なことは、お子さまの性格にもよるところが大きいですが、特に今はコロナ禍という環境によるところも大きいと感じています。なかなか人と会うことが難しい中、どうしても家族や親族以外の人と接する機会がなく、子どもが同世代のお子さまと交流する場も減っています。
人見知りのお子さんの多くは、人前であまりお話ができなくても、外では、自分でやるべきことをきちんとできるお子さまが多いです。外で頑張っている分、家の中で安心して自分を解放しているのです。
ですから、親御さんはお子さまが頑張っているということをまず、認めてあげましょう。
ご質問では、お父さま、お母さまは挨拶など、お手本を示されているようですから、それは続けられてください。自分で「もっと意見が言えた方がいいかな」と思うときが、出てくるかもしれませんし、あまり変わらないかもしれませんが、それも個性として、成長を見守ってあげましょう。
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