3歳頃のお子様が興味を持つ、モンテッソーリ活動の中でも有名な感覚教具です。
10個の立方体の1辺は1cmから10cmまで1cmずつ変化していて、縦・横・高さの3つが変化する3次元の教具となっています。
大きさの漸次性を視覚にて識別する目的があります。小さいものは片手で運ぶことができますが、だんだんと大きくなっていくと、もう片方の手を添えて運ぶ必要があります。
プライマリークラスのお子さまは、教具の名称であるようにタワーとして積み上げたり、横に並べたり、そして側面、上部からと様々な角度から立方体が調和された様子を楽しむ姿が見られます。また、積み上げた際に一箇所の角を揃えたり、一番小さい立方体を使って、どの立方体も同じ大きさで増えていくことを発見できるよう、教師が促すこともあります。
子ども達は繰り返し立方体の積み下ろしを行いながら、意識的にきれいに積み上げる事や観察する力、手や腕のコントロールを身に付けていきます。また、この活動を通して「大きい、小さい」などの言語分野への働きかけや、この立方体がのちの数学的な考え方へと発展していきます。
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